Neverending Nightmares 終わらない悪夢を描いたADVゲーム

Neverending Nightmaresという線画ベースのサイドビューのサイコホラーADVゲームのPV動画が公開されている。
Neverending Nightmares
このゲームは製作者自身が精神疾患を患っていて、その体験をゲーム化したらしい。

ゲーム画面は昔あったブラウザゲームのホラー系ADVっぽい。

Steamで2014年9月26日に配信開始だそうで。
安かったら買ってみるかなあ、という程度には面白そう。

2014年末のセールで購入し、積みゲーだったのを少し進めてみた。
その攻略メモを書いておく。

Neverending Nightmares攻略

調べて反応がある部分は色が付いている。
白黒な物は無反応。

エンディングは3つ、ルートは4通り。

まず、ずっと進んで屋外に出て墓地の花を調べる。

目覚めて、ガビィ(妹)と会話イベント。
屋内を探索して書斎のような部屋でロウソクを見つける。
真っ暗な部屋に入ると「我が神よ、どうしてわたしを見捨てられたのですか?」というダイイングメッセージと主人公とそっくりの死体がある。
ロウソクを持った状態で地下に降りる。
地下でを発見する。
なぜか自分の血管を引き千切る幻覚が始まる。

目覚めて、斧を持った状態で板打ちされてる扉を破壊。
屋根裏でガヴィの首吊死体を発見する。

目覚めて屋内を進む。
クローゼットがある廊下で巨人に見つかったらクローゼットに隠れ、巨人をやり過ごして先に進む。
地下に降りると左の壁が脆くなった廊下に出る。
進むと壁から巨人が出るので逃げる。
廊下の板が折れて転落する。

目覚めて屋内を進み、図書室で妹の死体を見つけると、なぜか自分もナイフで自殺する。
主人公は幼いころに妹を殺しているのかも。

目覚めると精神病院の病室。
病棟を進む。
途中で目の見えない後ろ手に拘束されている男がいるので、走らないようにしてやり過ごす。男が立ち止まって聞き耳を立てたら動かないようにする。男と近づきすぎると動いてなくても捕まってしまう。
廊下に避けられないガラス片があり、ダッシュして踏んで奥の部屋に逃げこむと拘束男が待ち構えている。

目覚めると精神科医の診察室で、妹が女医になってる。
死体の山がある廊下の男は、手前のガラス片を踏んで音を立てて男を釣って、男が聞き耳を立てるのをやめたら、入れ違うようにしてやり過ごす。
精神病院の外に出ると、崖から落ちるか、病院に戻るかでシナリオ分岐

病院に戻った場合の分岐

病院に戻ると、妹に背後から注射されてアキレス腱を切られて気を失う。
目覚めると妹が妻になっていて、ベッドで一緒に寝てる。
ロウソクを取って下階を進む。
ダイニングの冷蔵庫からミルクを取って飲む。
帰り道は無限ループする部屋に巻き込まれる。いったん左に進んでバスルームに出たら、右に進むと抜けられる。
途中で大きなナタを持って徘徊する妹がいるので、距離を置いて妹が画面外になるくらい逃げると消える。
同じ廊下に妹が2人出現する場所がある。
ロウソクが消えて真っ暗になっても右に進み続ける。
途中の出産中の妹が分娩台に乗っている廊下にある扉がシナリオ分岐(明るくなった一瞬で扉の位置を判断し、手探りで扉を開けないといけない)。
最後に手術室に着くと、妹がナタで切りつけてくる。

手術室に着いた場合の分岐

目覚めると、なぜか自分の手をミンチにしている幻覚。
再び目覚めて、屋内を進む。
いったん屋外に出て階段を進むと再び屋内になってる。
巨人が追いかけてくるので走って階段に避難。
途中で熊のぬいぐるみがある部屋の先で妹が自分の死体を食ってる部屋がある。
細い板を渡っていると床から手が足を引っ張って転落。
目覚めると、ロウソクを持って進む。
妹の死体がたくさん吊るされている部屋を抜けて、階段を降りる。
その先にある大きな繭(子宮?)のようなものに入ってうずくまってしまう。

目覚めると、妻の書き置きを読んで泣くエンディング
娘を失った傷心で頭がおかしくなり、離婚した?
途中に出てた血塗れの出産シーンみたいな映像は死産だった?

分娩台近くの扉に入った場合の分岐

妹の分娩台の近くの扉に入ると、床に開いた穴から降りる。
病院のベッドで目覚めると、院内を進む。
穴の開いた床に降りると、鉄バイプで右の骨を取り出す幻覚。
途中で斧を持った包帯男が追ってくるので逃げる。
何度か床に開いた穴に入ることで院内が変化する。
解剖室を通り過ぎると焼却炉があり、斧男が襲ってくるので逃げる。
先に進むと死体置き場で、フタを開けて中を調べる。
焼却炉に戻ると斧男がいなくなってるので進む。
また穴に落ちると目覚める。
ロウソクを取って進む。
WARD Dの廊下で斧男が追ってくるので、左の扉に逃げこむ(音が聞こえるまで歩いて左に進み、音が聞こえたらダッシュするとギリで間にあう)。
WARD Aの廊下の右の扉の部屋の穴に落ちると、病室で大怪我している主人公をガビィが看病しているエンディング
このシーンで主人公は両手に包帯を巻いてるので、本当に腕を怪我していた。
ということは、左腕の血管を引き抜いたり、右腕の骨を取り出すのは事実だった?

病院の崖から落ちた場合の分岐

病院の崖から落ちると、主人公の子供時代に分岐。
真っ暗な廊下→図書室→ミンチマシーンと肉塊がテーブルに置いてある→奥に窓がある廊下に人影→主人公が冒頭で目覚めた部屋→部屋から出て廊下を進み続けると真っ暗になって何者かに襲われる。

目覚めると森の中で、妹を追って進む。
墓地に入り、最後の分岐を上に進むと妹が死んでいる→妹の分娩台の扉と同じシナリオに分岐
最後の分岐を下に進むと、精神病医の診察室で目覚める
少し進むと屋内につながってる。
屋内には拘束男もいる。
人形が動き出して捕まったら内蔵を引きぬかれてしまう。
人形がたくさんいる廊下→DINING HALL→ミンチマシンの部屋→人形がたくさんいる部屋(妹の部屋)で人形に襲われる。
目覚めると子ども部屋に戻ってる→妹の部屋に行くと、妹にキスするエンディング

Neverending Nightmares感想

感想としては退屈だった。

精神疾患や鬱の感覚と、血痕とか巨人とかがどう関係するのか意味がわからない。
よくあるホラーゲームとしか……。

主人公はひ弱で少しダッシュするとすぐ息切れする(喘息らしい)。
一本道だけど、順路が長く、歩くの遅いんで、先に進むのがタルかった。

途中の何もない部屋はただのリトライポイント(失敗したら「夢だった」という感じで最寄りのベッドで目覚める)。特に何も意味はなさそう。

背景も屋敷と病院の2種類だけ。一部は墓地。
人形とか額縁とかのディテールが異なるだけで、飽きる。
とにかく進むだけなので、つまらなかった。

2時間くらいで終わるボリュームだけど、無駄にステージを長くしないと1時間位で終わりそう。

恐怖演出も、基本は「ビックリ系」(何かが急に出てくる)。
あと血塗れの壁とかが乱用されて見慣れてしまうし、特に意味がある血痕には思えないし。
ただ血痕を適当に配置しただけかと。

敵も回避は簡単なので、実質いないも同じ。
敵の物語上の存在意味も無さそう。

シナリオ分岐の条件もわかりにくかったし、長い順路を進んで最後らへんで分岐なので、分岐まで進むのが面倒。

セーブは1つのみなので、複数セーブして分岐手前からやり直すのも不可で面倒。

Neverending Nightmares考察

内容はそれっぽい演出を加えているだけで、意味は薄いと思うけど、意味がつながるように少し考察してみた。

主人公は幼いころに妹を殺してる(オープニングで妹が刺されている。そのシーンのナイフを持っている左腕が錨マークの袖で、主人公の子ども時代の衣装も錨マークのパジャマ。墓地に妹ガビィの墓がある)。
その時、自分も自殺未遂している(図書室奥で妹の死体を発見して自分でも腹を刺した)。

首吊り死体は主人公の母が屋根裏で自殺したのを発見した時の記憶。
分娩台に乗っていたのは主人公の母で、帝王切開したけど胎児は死んでいた。
赤ん坊みたいな巨人は、母が死産で生んだ胎児の記憶。
主人公は母の出産シーンを幼い頃に実際に見ていたはず。

父も首吊り自殺している(椅子が倒れて力の抜けた両足が垂れている額縁の絵)。
父の自殺死体を発見したのも主人公なので、額縁の絵がステージに登場している。

両親の自殺以来、精神科で治療を受けていた(子供時代ステージで精神病棟が登場している)。
額縁の絵は主人公が会ったことがある人物で、
たぶん精神科医や警察の取り調べ、親戚との記憶(一様に猜疑の目や哀れみの目を向けている。全然好意的な目ではない)。
拘束男は精神病棟で治療を受けている時に、廊下で会った患者(に何か暴力を振るわれた時のトラウマ)。

主人公は大人になって妹とそっくりで名前も同じ女性と結婚した。
妹にそっくりな娘が産まれたけど、幼い頃に何者かに殺された(自宅の廊下の窓に映る人影が犯人。妻の置き手紙も娘に何かあった事を窺わせる)。
そのショックで主人公は妹を殺した時の記憶がトラウマとなって蘇り、鬱病となった。

精神科の女医スミスは、たまたま姓が同じで容姿もたまたま妹や妻と似ていた。

主人公そっくりの姿の斧男は主人公の自殺念慮の象徴(自分で自分を殺したい)。
大ナタを持った妹はトラウマの象徴(主人公には妹の記憶が自分の心を殺そうとする存在に思える)。

主人公は一度、両手を切る自殺未遂をしている(病院で目覚めるエンディングで両手に包帯が巻かれて意識不明だった)。
主人公は左手をミンチにしたことがある(たぶん左手は義手)。
OPで妹を刺すシーンでは左腕で刺しているので、主人公は元は左利き。
ミンチにしたのはトラウマの元になってる自分の左腕を無くそうとしたから。
ミンチマシーンは子ども時代にも登場するので、父か母もおかしくなって自分の手をミンチにしたのかも。

妻は主人公の介抱に疲れて離婚した(妻の置き手紙)。
妻は離婚後に飛び降り自殺したのかも(墓地で空から女性の死体が降ってくる)。
妻の置き手紙は遺書かもしれない(あなた「は」立ち直れるとは、自分はダメという意味にも読める)。
主人公は妻の自殺も目撃したので、そういうシーンが夢に出てくるのかも。

主人公はまったく回復しておらず、誰もいない屋敷でひとり生活して、悪夢を見続けている。

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