Atariのクソゲーがアメリカ・ニューメキシコ州のアラモゴード市の郊外に大量に埋め捨てられたという伝説は実話だったらしい。
伝説は本当だった!アラモゴード市の埋立地発掘作業からAtari 2600版「E.T.」のカートリッジが出土
The Dig: Uncovering the Atari E.T. Games Buried in New Mexico Desert
埋め捨てられたクソゲーとは、「E.T. The Extra-Terrestrial」というゲーム。
アタリショックの引き金となったゲームらしい。
以下引用は全てE.T.アタリ2600より。
『E.T. ジ・エクストラ・テレストリアル』(英: E.T. The Extra-Terrestrial)は、同名の映画をもとにハワード・スコット・ウォーショウ(英語版)が制作、アタリによって1982年にリリースされたアタリ2600用テレビゲームである。日本国内では翌年にアタリ2800用ゲームとしてリリースされた。ゲームの目標は、穴に落ちた先にある通信機の部品を見つけ組み立てることで、E.T.が故郷に帰れるようにすることである。このゲームは大体において、自社と原作映画のブランドのみをもとにしてアタリが売れ行きを見込んだ、完成度の低いゲームだと批評家・ゲーマー双方より考えられている。
『E.T.』はアタリ社没落の兆しとされ、しばしばテレビゲーム史上最大の商業的失敗作、または史上最低のゲームタイトルだと考えられている。『E.T.』はアタリ倒産の主要な原因となり、後の1983年に起こった北米のテレビゲーム市場崩壊(アタリショック)の間接的引き金となった。本ゲームのカートリッジは過剰生産されたため、数百万本以上の売れ残りカートリッジが発生し、それらはニューメキシコ州の埋立地に廃棄処分された。
アラモゴード市には廃棄物の収拾を禁じる法律があったことを逆手に取って捨てたんだってね。
1983年9月に一連の記事でニューメキシコ州・アラモゴードのAlamogordo Daily Newsが報じたところによると、テキサス州・エル・パソの倉庫より運び出された、セミトレーラトラック10台から20台分のアタリ製パッケージ、カートリッジ及びゲームマシーンが、市内の埋立用地にプレス処理後埋められた。アタリが埋立地を利用するのはこれが初めてで、廃棄物の収集が禁じられていたことを理由にその場所が選ばれた。廃棄処分は夜間の内に行われた。アタリ役員と他との間では何が埋められたかの発表が異なるものの、売れそびれた数百万のカートリッジはほぼ全てがこの埋立用地に辿りつき、そこで破却されセメントに塗り固められたものと考えられている。
捨てたのは事実だったのに、時を経て伝説に疑いを向ける人も登場し、パーツを再利用したなどの合理的な解釈を主張していたらしい。
正直、自分もこういう合理的解釈を支持してしまいそうw
なんぼ何でも、数百万本のゲームソフトを埋め捨てるとは規模がデカすぎるんだよね。
何時しかカートリッジ埋め立ての話は有名な都市伝説となり、結果この話の信憑性を疑う人間も現れた。最近では2004年10月に、ウォーショウ自身が数百万規模の『E.T.』のコピーの破棄が実際行われたものかどうかについて疑問を呈し、アタリはむしろ経費節減のためパーツを再利用しただろうとの考えを示している。 2013年6月、Alamogordo Daily Newsは「北米のマルチメディア制作会社フューエル・インダストリーズはアラモゴード市政委員会より、この「ビデオゲームの墓場」が本当にある(あった)のかどうかをはっきりさせる事を目的とし、当該の地と目される埋立地を発掘・捜査する許可を得た」と報道した。
この件に連動しているかどうかは不明だが、同年12月、Xbox Live用コンテンツを手がけるXbox Entertainment Studiosは,同サービスでの視聴を念頭に置いたドキュメンタリー番組シリーズの配信を2014年内に開始すると発表。その第一弾として本作『E.T. the Extra-Terrestrial』を題材とし、上述した埋め立て地を掘り返す許可を得たと発表している。撮影は2014年1月から開始され、同年4月に発掘されたことから、都市伝説は事実であることが判明した。

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