宮本茂の指導の秘密

わざと曖昧な表現で伝えて、部下の創造性を引き出そうとしているんだそうです。

任天堂創造性の秘密:「主語の無い」宮本茂氏の「ソクラテス的指導」
『マリオ』シリーズの生みの親である宮本氏は、世界で最も偉大なゲームデザイナーだ。その宮本氏と仕事をする際には、小泉氏によると、しばしば不可解な巨匠の頭の中を、現実のゲームに「翻訳」する作業が求められるという。

宮本氏が書く文には主語がない」と小泉氏は一例を挙げる。「だから、文脈に頼るしかない。宮本氏から返事が来ても、その内容を理解できるのは私だけであり、CCでメッセージを受け取ったほかのみんなには、何の話をしているのかさっぱり分からないという事態になるほどだ

小泉氏によると、宮本氏はデザイナーの創造性をかき立てるため、わざとあいまいな言葉を使っているという。「宮本氏は、意識的にわれわれにパズルを解かせようとしているのだと思う。そうする過程で、われわれの側の創造性が解き放たれるのだから」

この過程での小泉氏の役割は、「(宮本氏の)抽象的な概念をかみ砕き、いくつかの異なったソリューションを提示し、宮本氏に送って反応を見る」ことだ。

「チーム・メンバーが私を頼ってきたら、たとえ問題の答えを知っていても教えない。道筋を示すだけだ。そこから、自分たちのするべきことが見えてくる」

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