映画版のFF15を視聴してみた。
Amazonのクーポンがあったので。
字幕版を見たけど、どうせなら吹き替え版が良かったかも。
アーデンとかヒロシ(藤原啓治)が当ててた声の方が聞きたかったなと。
あとシガイを単にDemonと表現してたので、吹き替え版の方が世界観を守ってただろうと。
物語はFF15で描かれなかった「ルシス王や兵士側のエピソード」だった。
時期はゲーム開始直前~第2章突入当たりまで。
なのでFF15第1章終了後に見ないと意味不明な気がする。
ニックスという兵士が実質的な主役だったけど、ゲーム本編には出てない。
CG映画だけどキャラクターの動きや表情はまるで実写だった。
パッと見は本物の役者が演じてるのかと。
たぶんフェイシャルキャプチャもやってる。
それにしてもキャプチャを担当した役者の演技力が反映する訳で、演技力のある役者がやったはず。
将来的にはこういうCG映画が増えるかもと思って見てた。
ただ、ルナフレーナのゲーム中の顔と違う感じだったのが違和感あったw
こんな顔だったかな……と。
冒頭はノクトがテネブラエに療養に来ていた。
ゲームでは描かれてなかったけど、ノクトとルナフレーナはこの時に初対面。
しかし帝国がテネブラエを襲撃し、ルナフレーナの母はレイヴスを庇って死亡。
レイヴスとルナフレーナも囚われた。
でもルナフレーナは自らルシス王の手をほどいて残ったのが不可解。
兄を見捨てるのが嫌だったのかねえ……よくわからない。
兄と一緒に囚われると、ルナフレーナを殺すと脅す事で帝国の言いなりにできるよね。
「王の剣」は移民部隊だったらしい。
王の剣自体は伝統的な組織のはずだけど、帝国への抵抗の為に移民で数を増やした感じ。
ニフルハイム帝国がルシスを侵略するシーンでのバトルの動きが凄かった。
シフトの描き方がゲームのように剣を投げた場所にテレポートし、スピード感あるシーンになってた。
あとクロウっていう魔導士がいる部隊が巨大な竜巻を発生させたり。
ここでリベルトが崩落した岩に足を挟まれ、ニックスが単身でシガイ達に立ち向かって救出。
しかし帝国は途中で急に撤退。
宰相のアーデンが「和平」を申し入れるけど、それは首都インソムニア以外を帝国の領土にする事が条件だった。
これがFF15本編に繋がってる設定。
密使としてクロウという女性の「王の剣」が出発したけど、なぜか道中で殺されていた。
クロウはルナフレーナを守る為に王が送った。
クロウはルナフレーナへの贈りものの首飾りを持ってたけど、それはなぜか遺品として残っていた。
なので犯人は少なくとも夜盗の類ではないよなと思ってた。
道中で殺された人の遺品に貴重品が残ってるってのは、味方側に裏切り者がいる典型的な伏線だよね。
グラウカ将軍ってキャラが出てたけど、こんなキャラは本編に出てなかったはず。
ルシスが陥落したのは王の剣に裏切り者がいたからだった。
この時点ではリベルトが裏切り者として描かれていたけど、まだ他に大物がいた。
首都の魔法障壁が破壊されるシーンはゲーム版よりも長尺で、何が起きたかはっきりとわかった。
グラウカとルシスとの戦いでは魔法のバリアが描かれていたけど、ゲームにこんなバリアは無かったはず。
王都に戻ったルナフレーナが飛空挺から飛び降りて「王城」(都庁ビル)の外壁に着地しようとするけど、そのままだと確実に骨折なり重傷を負ったはず。
ニックスがシフトを使って抱き留めたのはいいけど、だったら最初からやれば?とw
重傷を負った後、どうするつもりだったのか。
ルナフレーナが後先考えずに行動するのは違和感。
ゲーム本編でこんな無謀な性格だっけ?と。
別人に感じた。
ニックスが自分をシフトすればいいと思ってたのなら、いきなり飛び出さずにそれを命じればいいのに。
その方が賢くて大胆な事を思いつく性格だと印象が残るし。
ルシス王の指輪をレイヴスが奪うけど、その力を使おうとして歴代の王に拒絶され、はめていた左腕は焼失。
これがゲーム本編で片腕だった理由。
指輪は自然にルシス王の下に転がった。
まるでベルセルクのベヘリットw
でもそんな設定は無いっぽいので偶然転がっただけかな。
ルシス王は結局はグラウカに殺されてしまう。
それを目撃したニックスは思わず剣を執るけど、激情に駆られてではなく、恐らくはグラウカがこちらに連戦を仕掛けそうだったから、ルナフレーナを守ろうとした。
でもグラウカは動かなかった。
ルシス王の攻撃で消耗が激しかったように見えた。
ニックスはルナフレーナと共に車で逃走。
ルシス王から指輪を託されたルナフレーナは、歴代の王に認められないと指輪を使えないと知ってた。
だったら兄であるレイヴスがそれを知らずに指にはめたのは何故なのか……。
ルナフレーナはそれを兄にすら教えてなかったんだろうか。
しかし隊長から指示があった場所に向かうとニックスは撃たれてしまう。
隊長も裏切っていた。
ニックスも隊長も移民らしく、隊長は裏切りと引き替えに自治区の設立を帝国から約束されてたらしい。
隊長はルナフレーナから指輪を奪うけど、その指輪をはめてしまって焼死。
瀕死のニックスはルナフレーナから指輪を受け取ってはめてた。
でも都合よく焼死せず、歴代の王と取引きをして1日だけ魔法を使えるようになってた。
なぜか傷も全快w
それはいいのだけど、ニックスは指輪をルナフレーナに渡して逃がした。
指輪がもう無いのに、なぜか魔法はそのまま使えていた。
意味不。
ニックスはグラウカと戦うけど、グラウカもシフトを使ってた。
なぜ一兵士の魔法が復活したのか謎。
歴代の王の力?
現王が指輪をはめてないと魔法は使えないんじゃ?
こんな事が可能なら、もっと早くにしてくれればルシスは決定的に廃墟にならずに済んだだろうに。
歴代王の存在意義がイマイチわからない。
グラウカとの戦いは、なぜかグラウカが攻撃を中断して逃げるルナフレーナの車に追いついてた。
車で猛スピードで逃走してたのに、なぜ追いつけたのか不思議。
で、リベルトがグラウカを撃退し、結局はルナフレーナに逃げられてしまい、再びニックスとの戦いに戻ってた。
ニックスが追って来ないのも、再びニックスとの戦いに戻るのも謎展開すぎる。
この戦いの背景で巨大シガイとルシス側の巨人兵との戦いも描かれていた。
こいつらが何者なのか謎のまま。
巨人兵はシガイの鉄巨人とも異なるフォルム。
最後はニックスが勝利し、夜明けとなって歴代王との契約通りに消滅。
ルナフレーナは無事に首都を脱出し、ゲーム本編の第1章のラストシーンに繋がるという結末だった。
これもゲーム本編に含めれば良かったんじゃ?

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