うみねこのなく頃にEP8考察

うみねこのなく頃にEP8

黄金夢想曲

をソフマップで購入。

うみねこのなく頃にEP8レーベル面

うみねこのなく頃に翼レーベル面

うみねこのなく頃に黄金夢想曲レーベル面

で、うみねこのなく頃にEP8読了した。

以下、感想と考察。

冒頭、戦人が6歳の縁寿に六軒島のことを教えると伝え、縁寿に鍵を渡す。
「使い方はあとでわかる」と言う。
謎の書物を縁寿に見せようとしない。

金蔵が「ハッピーハロウィン」と言って孫を迎えたり、プレゼントを親族同士で贈り合ったりするのはGM戦人の嘘。
このくだりは、自分も面食らった。
戦人が真相を誤魔化そうとしているって印象。

魔女を認めさせたいベアトリーチェ=親族の温かいコミュニケーションを認めさせたい戦人。

駒縁寿のクイズ大会は、ちょっと冗長‥。

ケーキの中のアーモンドは15個全部に入ってた。親族たちが口裏を合わせて、縁寿が当たったと思わせた。絵羽は縁寿のサポート役になるために「当たった」と主張した。郷田が狼狽していたのは、絵羽の独断だったから。

クイズに正答するとキャラごとのエピソードが読める。答えるシーンでセーブして、間違ったらやり直した(^_^;)

ベアトが夏妃を「かあさん」と呼ぶシーンは、EP5で夏妃に電話をかけたのがベアト=ヤス=紗音というヒント。

金蔵と源次の馴れ初めは、どうでもいい情報な気がする‥。

戦人は霧江の実の子。クイズに正答で、留弗夫が白状。

クイズ大会が終わると、ベルンカステルがゲームをしかけ、連続殺人事件の犯人を当てるゲームに。

ベルンのゲーム盤はいかにもゲームっぽい。証言をまとめてリストにして読めて、犯人をクリックで指定するってとこが。

ベルンカステルが戦人一家犯人説に基づくゲーム盤を見せたのは、縁寿にその可能性を教える為。

ベルンのゲームが終わると、ヱリカとエヴァ・ベアトリーチェが未来のボトルメールを持ち込んで叩き割る。
大量の山羊が現れてGM戦人のゲーム盤を食い荒らす。

山羊批判=読者批判?

このあたりの幻想描写はタルい‥。
「カキーン」みたいなエフェクトはEP5あたりから過剰‥。

EP8は「推理否定」「魔法肯定」?

フェザリーヌは赤字で「右代宮絵羽の日記、”一つなる真実の書”には、1986年10月4日から5日にかけての、六軒島の真実が記されている。」と断言。

一の真実の書を読んだ縁寿は、その真実を拒絶して図書館のバルコニーから飛び降りてしまう。
これは、ビルの屋上から飛び降りて死ぬという、現実の幻想演出かな。
飛び降りた縁寿を見て、エヴァ・ベアトリーチェは「縁寿を生かそうとしたが、縁寿がそれを拒絶した」と呟く。

縁寿が真実の書を読んで発狂したのは、真実は戦人一家の犯行だったから。
絵羽は縁寿の為に真実を隠したが、誰かに真実を吐きたかったので、代わりに日記に吐き出した。

幾子に助けられた記憶喪失の十八は、インターネットで六軒島事件が話題となっているのを聞いて、記憶を取り戻す。
始めはこいつが縁寿かと思ったけど、実は戦人だった。人称が「私」だったし、女の幾子との会話も、女性同士って印象。このシーンの直後に縁寿が目覚めるシーンになるし‥。

縁寿は黄金郷で目覚める。縁寿は親族が死んだことを受け入れて、魔法も認める。そしてフェザリーヌが真実の書を公開するのを阻止しようと、戦人と一緒に図書館へ潜入する。
つまり、公開されると縁寿や右代宮にとって不都合なことが真実だったということ。
縁寿が魔法を受け入れたのは、真実が辛いことだったから。

図書館に潜入した戦人と縁寿は追い詰められ、追ってくるベルンカステルを足止めするラムダデルタ。
そのラムダデルタの前にフェザリーヌが現れる。ここで物語が止まり、フェザリーヌが脚本の続きを書いて、ラムダデルタがいきなり吹き飛ばされる描写が現れる。
ってことは、EP8もフェザリーヌ=幾子が書いた偽書。

縁寿は反魂の魔法で親族たちや魔女たちを蘇らせる。また死んだラムダデルタも復活させる。
赤字で親族の生存を否定されても、縁寿ひとりでも信じれば親族は生き続ける。それが黄金の真実。
最後に2つの扉が現われ、ベアトリーチェが冒頭と同じ手品を見せる。そして縁寿に「手品」か「魔法」かを尋ねる。
って、やっぱり手品だよね。
最初に手品を選んだけど、手品を選んでもお茶会が出てこなかった。
作者的には魔法が正解らしい。
個人的には手品エンドが面白い。

魔法を選ぶと、現実世界で幾子が絵羽の日記の公開をやめる。

それから、戦人とベアトが六軒島を脱出するシーン。
しかしベアトがボートから海へ飛び降りる。「魔女のままでいたい」と。
ベアトを追って戦人も海へ飛び込み、そのまま溺死したような描写になる。

縁寿は小此木に右代宮のすべてを任せ、自分は名前を変えて作家になる。

手品を選ぶと、縁寿が六軒島へ渡航するシーンに変わる。
縁寿は、天草が須磨寺と縁寿を狙撃するつもりだと推理する。
天草のゴルフバッグから見つけたトカレフを天草へ向けると、飛び退こうとする天草をそのまま撃つ。
また、船長をも疑って、銃で撃ち殺す。
そこへヱリカが現れ、縁寿を称える。
船はそのまま太平洋へ向かって行く。


お茶会は、ベルンカステル、ラムダデルタが駄弁るだけ。

???は、魔法エンドの数十年後の話。

有名作家となった縁寿は八城十八と会う。
そして十八が元戦人だと知る。
十八は記憶喪失になっていた。
記憶を取り戻したものの、その記憶が自分の記憶とは思えない精神病となっていた。
そして記憶に苦しんで自殺未遂を起こし、半身不随となる。
自殺未遂するほどの苦しみってことは、戦人の記憶が忌まわしい記憶ってこと。
やっぱり戦人一家が真犯人なんだろうな。

偽書を書いたのは、縁寿を励ます為?
でもEP3は絵羽犯人説なんだよな‥。
始めは絵羽に濡れ衣を着せようとしたけど、偽書を読んだ縁寿が八城十八を突き止めたので、考えを変えた?

戦人の記憶があるから、縁寿が「なぜか真相に近い気がする」と言うほどの偽書を書けたし、フェザリーヌが絵羽の日記を真実と断言できたんだろう。

縁寿が福音の家に再現した六軒島の屋敷のホールを見た十八は、親族が蘇る幻想を見る。


EP6の狂言殺人、EP7の霧江と留弗夫、「戦人が来なかったら事件は起きなかった」ことを合わせて考えると、ヤスは始め狂言殺人を行ったが、戦人が碑文の謎を解いてしまい、戦人一家が本物の殺人を実行した、ってのが真相なんだろうね。

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